感02 和空間 お茶事とその演出空間
「論理」と「理性」では勝てない時代
●情報があふれ、価値観が多様化、複雑化した時代
現在は、インターネットやSNSの普及により、情報があふれ、価値観が多様化、複雑化しています。そのため、論理と理性だけでは、物事を正しく理解したり、判断したりすることが難しくなります。このような時代では、直感や感性、経験を活用することが重要になります。
直感は、論理では理解できないことを理解したり、判断したりする能力です。
感性は、人や物から得られる情報を、論理では理解できない形で理解したり、判断したりする能力です。
経験は、過去の経験から得られる情報を、論理では理解できない形で理解したり、判断したりする能力です。
これからは、直感や感性、経験などを活用することが重要になります。
●経営は、アート、サイエンス、クラフトのバランスが重要です
アートとは、創造性や美的感覚です。新しいアイデアを生み出したり、顧客に喜ばれる商品やサービスを提供したりするために必要です。
サイエンスとは、論理的思考やデータ分析です。市場の動向や競合他社の状況を分析したり、経営戦略を立案したりするために必要です。
クラフトとは、技術や経験です。人材を育成したり、組織を運営したりするために、クラフトが必要です。
経営はこのバランスが重要です。これらの要素をバランスよく組み合わせることで、成功する経営ができるのです。
感 お茶事とその演出空間では講師の経験を元に、論理的・理性的な情報処理スキルの限界から、理性的・感性的な軸を意識し、意思決定者の美意識が、どのように働いたのかを建築の世界から紐解きます。
最終的に頼れるのは、感性に基づく意思決定者の美意識です。
感性は、論理や理性では理解できない、人間の独自の能力です。
この能力を活用することで、意思決定において重要な役割を果たすことができます。
このコースの講師
1958年 福岡県に生まれる
1977年 熊本高等学校 卒業 18歳
1981年 鹿児島大学工学部 建築学科 卒業 22歳
(1982年6~9月 欧州の建築・都市視察)
1984年 九州大学大学院 工学研究科 修士(建築・都市計画)
㈱竹中工務店 入社 25歳
建築設計活動(ホテル、学校、工場、集合住宅、店舗、茶室など)
( 1998~2004年 裏千家にて茶道を修業)
2004年 ㈱竹中工務店 東京本社設計本部プロポーザル部門に異動 45歳全国の大型プロジェクトの設計施工コンペをプロデュース
(刑務所PFI、T創薬研究所、Y市新庁舎、N放送センターなど)
2019年 ㈱山下PMC 入社 60歳
建築プロジェクト・マネジメントに知財アドバイザーとして参画
コースの内容
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